2022年4月から、不妊治療の保険適用範囲が拡大されたことで、新しい命を授かるための選択肢が広がりました。

しかしながら、不妊治療は長期に及ぶ可能性があったり、仕事や生活に影響したり、さまざまな不安や疑問が生じることがあります。

たとえば、不妊治療に関するさまざまなサポートを行う「NPO 法人Fine」のアンケート調査(*1)では、不妊治療経験者の約4分の1の方が、「納得できる治療を受けられなかった」という結果が出ています。その理由は、「限られた診察時間のなかで医師に質問しづらい」、「医師の決めたことに従うのが当たり前だと思っていた」などがあります。

そのような中、近年注目されているのが、患者さんと医療者が協力して意思決定をしていくプロセス「共同意思決定」(シェアード・ディシジョンメイキング/Shared Decision Making:SDM)です(*2)。

患者さんは自分の価値観や希望、疑問に思っていることを伝え、医師は最適な治療の選択に必要な情報をわかりやすく伝えるなど、対話を重ね、一緒に納得できる治療を目指すというものです。

本冊子では、自分たちが納得できる治療を受けるために、パートナーとのコミュニケーション、ライフプランのたなおろし、医師や医療スタッフとのコミュニケーションを円滑にする方法などを紹介しています。

不妊治療は、パートナーと共に向き合うもの。男性にも女性にも手に取りやすいデザインに仕上げてくださったのは、デザイナーの田中裕亮さんです。

一緒にお仕事をしたいと思っていた矢先に、私の住んでいた隣町に越してきた田中さんと偶然お会いして、ご一緒させていただく運びとなりました。

高橋さんが手掛けた、リニューアルした『週刊文春』2025年9月11日号の表紙。

イラストをご担当いただいたのは、イラストレーターの高橋あゆみさん。48年間『週刊文春』の表紙を飾ってきた和田誠さんに代わり、リニューアル後初のイラストレーションも手掛けられています(今後の『週刊文春』の表紙は、数カ月ごとにイラストレーターさんが変わっていくようです)。

*1:「『どうする? 教えて! 病院選びのポイント」アンケート」(2011年10月6日~2012年7月5日)NPO 法人Fine
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jadcs/2/0/2_61/_pdf

*2:参考「がん検診Shared Decision Making(SDM)運用マニュアル(2022年度版)」厚生労働省


●小冊子『不妊治療のすすめかた』
P16/フルカラー/A5サイズ/病院等で無料配布

イラスト:高橋あゆみ
デザイン:田中裕亮
進行・営業・PR:株式会社オズマピーアール
編集:森 若奈(三三社)
発行元:メルクバイオファーマ株式会社
発行:2025年9月